元世界チャンピオン花形進の「強さ」の教育

花形進が教える「真の強さ」とは?子供の躾けに困惑する親御さん、すべての教育現場に携わる方々、職場で指導的立場にある方、そして何より「強く生きたい!」と心から願うすべての方、必見のブログだ。

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花形進の横顔 その8

 「世界チャンピオンになって大きく変わったこと?それはきっと“追う者”から“追われる者”へと立場がシフトしたことだろうね」

 長年ずっと追い求めて来た世界王座。これを花形進は手に入れた。しかし、その座はやはり多くのボクサー達の憧れであり、標的となることを意味していた。
   
 チャンピオンとして何度防衛を果たせるのか?チャンピオンという栄冠の座にどれくらいの時間、君 臨し続けることが出来るのであろうか?
 
 花形進はボクシングで勝つために大切なことをいつもシンプルに語る。
 「努力すること」「継続すること」・・・そしてこれは他人に教えることが出来ないモノなのかも知れないが、“何よりも、僕はボクシングが好きだから”と語る。
 王者である以上、その好きなボクシングを続けるためには防衛し続けなければならない。

 世界王座獲得から半年後の昭和50年4月、富山県私立体育館で花形進は始めての防衛戦に望んだ。対戦相手は4年前花形進の2度目の世界挑戦で負けを喫しているフィリピンのエルビト・サラバリアだ。

 花形進は終始押し気味に試合を進めた。サラバリアは2度もローブローで減点され、花形進の勝利は確実視された。
 しかし、結果は驚くべきことに2対1で花形進の判定負け。
誰もが耳を疑った。納得出来ないファンはリングに駆け上り、会場は騒然となった。
 大荒れに荒れた場内は、静まりをもはや取り戻すことが出来なくなり、ついには消防車と警官が出動するまでに至った。
 消防車はホースで水を撒き、暴徒と化したファンを静めようとしたが、その騒ぎは1時間も続いたのだ。
 花形進は当時を振り返る。
「あの時はまさかと思いボーっとしてしまいました。解説者の白井義男さんも僕の勝ちだと言っていましたし。僕も1時間リングの上で消防車の水を浴びてびっしょりして立ち尽くしていましたよ」

 「逆ホームタウンデシジョン」といわれた花形進には惜しんで余りある一戦で、花形進は座位を半年で失うこととなった。

 その半年後、富山での一戦を覆す意味でも再び挑戦者として、エルビト・サラバリアに望んだが敗退、その翌年はメキシコのミゲール・カントと世界タイトル戦を交えるがやはり花形進は勝つことが出来なかった。

そして花形進は長い現役生活に自ら終止符を打った。

 「まだ余力はありましたが、世界チャンピオンでしたからね。あまりみっともない姿は見せられない。自分は花のあるうちに引退する道を選んだよ。現役への未練ですか?それはありますよ。逆にいくら続けても未練はなくならなかっただろうな。それほどボクシングが好きというか、惹かれていたんですよ。魔法にかかったみたいにね」

 プロボクサー花形進は、65戦41勝(8KO)16敗8分(その内世界タイトルマッチ:何8戦1勝7敗)という戦績でリングの上から去った。
数字だけでは判断できない多くのドラマを残して。

 だが、それは花形進の人生のほんの第一章が終わったに過ぎなかった。

つづく

⇒こんな動画をyoutubeで見つけました。ご参考に。
「チャチャイ・チオノイvs花形進」


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テーマ:ボクシング - ジャンル:スポーツ

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